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インドネシア語検定試験 E級の問題内容とは

はじめに:E級の問題をまとめようとした理由

インドネシア語検定試験-B級の問題内容についての記事を書いている時に、

Hideyuk
Hideyuk
「そう言えば、インドネシア語検定の試験内容の情報が無くて困ったな」

と思ったのがきっかけです。今回のE級に続きC級までシリーズにしようと思います。

今回の過去問まとめ範囲

今回の過去問は、先日購入した2020年1月の第56回と2020年7月の第57回の2回の内容になります。直近のものなので21年も大きく内容が変わることは無いと思いますが変更があるようでしたら修正していきます。

インドネシア語検定 E級とは

E級のレベル

日本インドネシア語検定協会のホームページの「評価基準と審査内容によると

E級

看板や平易な手紙などを読み、挨拶、自己紹介、意思表示などの初歩的な日常会話ができる。 初歩的なインドネシア語を理解し、使用できる。

読む:辞書が使え、看板、手紙などの初歩的な文章を理解することができる。

書く:簡単で短い文を使った手紙、メール、日記などを書くことができる。

聞く:簡単で短い質問、依頼、誘いの内容を理解することができる。

話す:簡単な挨拶、自己紹介、意思表示ができる。

とのことです。

思った以上に出来ることが多い気がしますね。

E級の合格率はどのくらい?

同じくサイトによると

第54回
2019年1月
第55回
2019年7月
第56回
2020年1月
第57回
2020年7月
第58回
2021年1月
出願者数合格者数出願者数合格者数出願者数合格者数出願者数合格者数出願者数合格者数
31221732822542629912076227130

です。

合格率は54回から58回で67%となります。

インドネシア語検定 E級試験の構成

試験の構成は以下のとおりです。

インドネシア語検定 E級の構成(日本インドネシア語検定協会のホームページ 「設問数・設問形式」より)について説明します。

  1. 読解 10問:選択問題
  2. 語彙 10問:選択問題
  3. 文法  5問 :選択問題
  4. 作文  5問 :選択問題
  5. リスニング 5問:選択問題

:合計35問となっています。試験時間は筆記試験40分・リスニング10分です。

読解について

前文と二人の会話と会話の後の文のブロックに分かれてます。

問題文

Hideyuk
Hideyuk

約170単語の文章を読み解く会話形式の読解問題です。

問題文の中に下線の単語と穴あきがあり後の問題に繋がります。

問題

  • 穴あき文の単語を選んで文を完成させる問題:3問
  • 下線の単語の同意語を選ぶ問題
  • 下線の単語の反意語を選ぶ問題
  • 下線の日本語の意味を選ぶ問題
  • 問題文の内容を理解しているかが問われる問題:4問;問題文と選択分はインドネシア語

語彙について

Hideyuk
Hideyuk

語彙問題は1と2があります。それぞれ5問ずつです。

語彙1

  • 語群の中で関係のない語句を選ぶ問題:5問
    例1:味に関する単語の中に距離に関係する単語が入っている
    例2:曜日の単語の中に月の単語が入っている等

語彙2

  • 日本語に対応したインドネシア語の正しい綴りを選ぶ問題:迷いそう
    例:9: sembilan等
  • 文を完成させる単語を選ぶ問題
    例:Jangan lupa (mencuci) tangan sebelum makan.等
  • 文中の単語の反意語を選ぶ問題
    例:文中:panas・回答 dingin等
  • 文中のインドネシア語の意味を選ぶ問題
    例:Kepala sekolah・校長等
  • 発音が違う語を選ぶ問題
    例:eの発音・esok等

文法

Hideyuk
Hideyuk

文法問題です。基本的な文法から出題されます。

文法問題内容

  • 接辞問題:違う形になる語幹を選ぶ問題
    例:me-接頭辞が付く単語:melompat(他はmengになる)を選ぶ。
  • 文の空きに入る助動詞を選ぶ問題
    例:Sari (harus) pulang cepat karena…
  • 文の空きに入る前置詞を選ぶ問題
    例:Saya sering … (kepada) kakak saya.
  • 命令文等を作る単語を選ぶ問題
    例:(Jangan:禁止) buang sampah …!
  • 単語群から文を作る問題。並べる順番を選ぶ
    主語・述語・目的語等文の形の理解問題だと思います。

作文

Hideyuk
Hideyuk

インドネシア語を日本語へ訳す問題が3問。

日本語をインドネシア語へ訳す問題が2問。両方選択問題。

  • インドネシア語->日本語訳問題:単語は基本的なものですが用法をしっかり理解出来ているかを見ていると思います。
    例:jauh lebih cepat:選択肢(速く遠くまで・多少速く・はるかに速く・さらに遠くまで)等
  • 日本語-インドネシア語訳問題:少しずつ異なる2パターンの文が選択肢にあります、1パターンを選んでそのどちらが日本語とあっているかを確認する問題と思われます。
    例:息子の名前を聞く日本語:名前の聞き方を確認(Siapa nama)、「あなたの息子さん」の語順(anak laki-laki Ibu)を確認。し選びます。

リスニング

Hideyuk
Hideyuk

短い1文を読んで、その中にある事をそのまま聞く問題です。

例:「彼らはジャカルタに来週着くだろう。」との文で、質問は「いつジャカルタに着くか?」で回答は「来年・今週・来月・来週」から選ぶ問題等。

日本ではリスニングを上達させるのは難しいので過去問のリスニング問題を繰返し聞くのが良いと思います。自分が勉強に使った本のCDを聞くのも役に立つと思います。(初めての受験は、慣れが必要なので過去問は聞いたほうが良いかもです。)

最後に

如何でしたでしょうか?皆さんの参考に慣れば幸いです。

単語の覚え方等Hideyukが書いた記事のリンクを参考に掲載しておきます。