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「ドリルを売るなら穴を売れ」:佐藤義典

なぜこの本を読もうとしたか

Blog初心者用のYoutube・Webサイトを運用している「ヒトデ」さんのBlogで紹介されていたマーケティング初心者用の本です。本職は開発畑で仕事をしているのでこの辺りが弱く(Blogやっていて文章書くのも苦手)勉強したいなと思っていたので「分かりやすい」と書いてあり購入しました。

本の内容と個人の感想です。

構成

  1. ベネフィットについて

まとめ1

お客に価値を提供してお金をいただくことがマーケティング。

お客の価値=ベネフィット

価値の源泉は人間の欲求とのこと。「生存欲求」「社会欲求」「自己欲求」

お客目線で考えるのが重要だがそこはなかなか難しので自分の事に置き換えて考えるのが良い。やはり現場で確認することが重要ですね。

  1. セグメンテーションとターゲット

まとめ2

ベネフィットはお客ごとに違うので「セグメンテーション」で分けて考える。この中でどのセグメンテーションに売りたいかを考えて「ターゲットセグメント」を決める。

万人向けは時間とお金があれば出来るけどそれは無理なので絞ることが重要になってくる。

  1. 差別化

まとめ3

競合にない価値、より高い価値を提供する。

差別化の手法は「手軽軸」「商品軸」「密着軸」を3軸。

会社で考えると自分たち開発側は「商品軸」にこだわるけど営業サイドは「密着軸」が重要かなと。

  1. 4P(Product/Promotion/Place/Price)

まとめ4

「広告・促進」で価値を伝え、「販路・チャンネル」で価値を届け、「製品・サービス」で価値を実現し、「価格」で対価を得る。

基本は「価値/ベネフィット」が重要ってことかな。

  1. 一貫性の例:東京ディズニリゾート

まとめ5

最後に、4つの項目について重要なのは「一貫性」を持たせること、とのことで「夢の国」について書かれています。

確かに、そんな目で見るとそうなのかなと思います。

難しいのは、本を読むと何となく分かった気になるのですが、いざ考えてみるとこれがなかなか難しい。だから「コンサルタント」の需要があるんだろうな。

 

最後に

本題の説明の後にある、「サブストーリー」が個人的には好きでした。現実はこんなに上手くは行かないでしょうがそれでもおじさんがワクワクしながら読みました。この物語の中で自分が重要かなと思ったのが、自分の事に置き換えて考える。現場にでてしっかり見る。ということです。コロナ禍の現状では「現場」での活動は難しいでしょうがやはり何につけ「現地現物」は重要だと身に染みています。

また、この本の後に同じ著者の「お客様には「嬉しさ」を売りなさい」も読んでみました。こちらは基本的な内容は同じでも「アイスクリーム」と「パソコン」を例にそれぞれの戦略を例に挙げて説明しています。自分のような初心者は両方読むと良いかなと思いました。跡は読んだだけでなく実行に移せるかが鍵。Blog等にも役立てる様にして行きます。

気になった方は、下記のリンクを参考に購入して読んでみてください。